Marck Castelló

私たちは読みますか?

シンクロニシティとタイムトラベル

「時間は連続した線ではない。それはループであり、

罠であり、他の世界を映し出す鏡だ。」

 

簡単には忘れられない一冊!

 

時間旅行の
7つの物語

 

Imatge promocional de '7 històries de viatges en el temps'

記事:

Quim Gómezによる『Spina』

 

 

 

 

 

評価: ★★★★★

 

Quim Gómezによる『Spina』は、2059年のバルセロナを舞台にしたSF小説です。バルセロナ沖にはネオ・イカリアという島国が出現し、権力、アイデンティティ、人類の進化の限界を探る理想的な舞台となっています。物語は三つの独立したエピソードで構成されていますが、終盤で見事に結びつきます。新たな能力を与える神経インプラント「スピナ」という設定が物語全体を貫く軸となり、作品に強い統一感を与えています。テンポが良く想像力に富み、技術的・社会的な未来について興味深いアイデアに満ちた作品です。そして登場人物たちの名前もなかなかユニークです……これ以上は言いません。

 

読みやすく一気に読める作品で、唯一の欠点を挙げるなら、「もっと読みたい」と思わせるところでしょう。

 

 

GÓMEZ, QUIM. Spina. Crims.cat. Editorial Clandestina. Barcelona, 2026. 196 pp.. ISBN: 979-13-88174-04-9