ジョアン・デ・デウ・ドメネクの『死刑という見世物』

評価: ★★★☆☆
ジョアン・デ・デウ・ドメネクの『死刑という見世物』は、バルセロナにおける公開処刑と死刑制度の歴史をたどる一般向けの歴史エッセイです。本書は、これらの刑罰が何世紀にもわたっていかに社会的な見世物へと変化していったのかを描いています。特に、処刑の儀式に関する興味深い情報が数多く紹介されている点が特徴です。読み物としては面白い一方で、内容の整理や構成が必ずしも体系的ではないため、学術的な構成を求める研究者や読者にとっては参照しづらい部分もあります。それでも、歴史の中でしばしば見過ごされがちな側面について興味深い概観を提供しています。
表紙は落ち着いた印象で、抑えた色調が作品の厳格な雰囲気を強調しています。そして、不穏でありながらも魅力的なテーマへと読者を誘う効果を生み出しています。
#marckcastello #llibre #bookstagram #lespectacledelapenademort #joandedeudomenech
DOMÈNECH, JOAN DE DÉU. L’espectacle de la pena de mort. Edicions La Campana. Barcelona, 2007. 244 pp. ISBN: 978-84-95646-98-2